今だからこそわかるブラックっぷり

僕は2012年3月末まで、とあるブラック企業で働いていました。ブラック企業といえば、映画化されたものや2ちゃんねるのスレッドなどでも時々話題にのぼるキーワードだと思います。

個人の主観で、この会社がブラック企業かどうかというのは千差万別です。他者から見てどれだけ労働環境が良くても、働いている本人がブラック企業だと感じていれば「俺の会社、ブラックでさ・・・」と零したくもなるもの。拘束5時間月収40万円の会社があったら、どんなに人間関係が悪かろうがブラックとは思いませんけれども。

僕はその会社で、法人担当の営業マンをしていました。新規開拓というよりは既存ルート営業が主で、毎日既存の訪問先を回っては、商品を提案してニーズを掘り起こす、という業務に当たっていました。業界自体は冷え切っていたので、なかなか売れませんでしたけど。

朝9時の始業、17時頃まで外勤営業、そのあと帰社して事務作業・・・というサイクルで、退社時間はだいたい深夜の2時ごろ。事務作業は書類作成が主ですが、やれ会議だの今日中に作り上げろだの、結構な指示がいきなり飛び込んでくるので、自分の仕事を進められない環境だったわけです。

働いていた当時は、新卒で入社してから勤務していたので割と麻痺していましたが、転職した今思えば寿命を削って働いていたなぁとつくづく思います。休日出勤もしていたし、残業代もスズメの涙ほどしか出なかったし。僕より劣悪な環境で働いている人ももちろんいるとおもいますが、覚悟を決めて転職してみるのも、英断だと思いますよ。

まぁとにかく、勤務体系も人間関係もひどいもんでしたから、先方に提出する書類を作るのも一苦労だったんです。見積書をはじめ、売買契約書、覚書、保守契約書と、案件にも因りますが締結書類の種類はやたらと多いくせに、書面が出来て手元に届くまでがめちゃくちゃ遅い、そんな会社でした。


ブラック企業卒業に+1 !


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売買契約書が出来上がるまで
かつてのブラック企業は、担当営業マンレベルで見積書などの公的書面を提出してはならない、という取り決めがありました。会社として責任を担保できなくなるので、勝手に金額や契約内容を決めて先方に提出するな、ということです。まぁこれは、当然のことではあると思います。ただ、時間がかかり過ぎるわけです。例えば、どんな商取引でも仕入先からモノを仕入れて、提案先企業に販売をする商流が生まれますが、仕入先は仕入れ見積
売買契約書を持っていったあと
さて、あれだけの長い長いステップを踏んでも、ときにはうちから買ってくれる顧客法人もいるわけで、そうなるとあとは売買契約書に先方の代表印をもらってくれば、それで終わり、と。まぁ売れてしまいさえすれば、そこまでにかかった時間や労力も報われるというものですが、小規模の数万円案件もあれば、超大規模な数億円の案件もあり、小規模案件でそこまで時間をかけられると、無駄なことしてるなぁと思わざるを得ませんね。今は